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【健康喫茶室】蕃麗茶(ばんれいちゃ)

糖分が気になる方に飲まれ続ける貴重なお茶

蕃麗茶

「お茶にしましょ!」

 暮らしの中で、毎日のように飛びかう言葉ですね。それをきっかけに、手を休めてリラックスしたり、親しい人とおしゃべりタイムを楽しんだり……。お茶は生活に落ち着きや彩りを与えてくれる素敵なアイテムです。

 お茶というと、緑茶や紅茶、ウーロン茶などが代表格ですが、これら「チャノキの葉」以外にも、さまざまな植物の葉や花果実、さらには茎や樹皮などがハーブティーとして親しまれています。例えば、ミントやレモングラスの葉、カモミールやハイビスカスの花、ローズヒップやゴジベリーの果実などなど。

 植物ごとに異なる香りや風味を楽しめるハーブティーは、多くがノンカフェインなので、カフェインが苦手な方にも安心しておススメできます。
 

有用植物 蕃麗の実

蕃麗の実
蕃麗の実

 さて、今回紹介する蕃麗茶は「蕃麗の実」を乾燥させたハーブティー。最近、ドライフルーツや果実エキスなどをブレンドしたフルーツティーが人気ですが、蕃麗茶は、いわば「元祖フルーツティー」。古来多様な有用植物を活用してきた中国文化圏で、果実を煎じたお茶が飲まれてきました。

 蕃麗の木は、中国南西部や台湾の深い山中に自生し、ピンポン球より少し大きな実をつけます。山奥になるその青い果実が、有用なハーブとして珍重されてきたのです。特に都会の裕福な人々は、美食から来る疲れやすさなどを果実や、そのハーブティー「蕃麗茶」で癒していたようです。
 現代の栄養学的に見ると栄養素が非常に豊富で、糖分が気になる方にもオススメしたいお茶です。

 実は皇漢薬品研究所には、50年以上前にこのお茶を日本に紹介し、大好評を博した歴史があります。今でも多くの方に愛飲され続けている蕃麗茶は、皇漢薬品研究所が再発掘し、普及させたと自負している有用茶なのです。

 飲み口は柑橘系のハーブに近く、ほのかな苦みと酸味が特徴。ほとんど癖はなく、ほかのフルーツティーのようにアイスティーにしてもゴクゴク飲める、夏にピッタリの飲み物です。お好みにより、少量のハチミツやショウガなどを入れても美味しく飲めます。

 ぜひ楽しみながら、あなたの健康習慣に役立ててください。

2022年7月発行 からだと心の広場58号より

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